Labor / Health / Diet / Shiga — Morning Brief 2026.10.27 TUE.

ワンデイレポート

対象:10月26日(月)の動き+今日の見通し / 個人用・朝刊版 / 読了目安3分

発行 2026年10月27日 6:00 気象は26日18:00発表/市場は26日終値 今日の焦点=定数削減の行方と知事会見
大津 天気 曇一時雨午後回復 最高 23℃(+4)/最低 18℃(±0)/降水 30%
日経平均 10/26 62,189円65銭−503.51 3日続落 −0.80%
ドル円 10/26 157.50円+0.64 円安/東京17時 157.09
降水確率 00–06 40%|06–12 30%|12–18 20%|18–24 10% 最大風速 北西4m/s 日の出 06:12/日の入 17:08 / 天気は tenki.jp 26日18:00発表、平均気温20.5℃は予想最高・最低の単純平均による概算(気象台の発表値ではありません)。株価・為替は26日終値。

Today's Five

  1. 定数削減「31」に待った。国民民主党は26日の党会合で、比例定数は19削減が望ましいとの考えを示した。賛成前提で「今月中に合意」と見られていた流れが、ここで一度止まった。
  2. 維新が31減案を検討。吉村代表が検討に入ったと報じられた。与党内でも受け止めが割れ始め、削減幅の議論は振り出しに近づいている。
  3. 滋賀の大雨は峠を越す。今日の大津は曇一時雨、最高23℃で前日より4℃高い。ただし朝は路面が濡れている。夜の降水確率は10%まで下がる。
  4. 10月からの労務ルールが動いている。カスハラ対策の義務化、同一労働同一賃金ガイドライン改正、地域別最低賃金の改定(全国加重平均1,177円)が同時に効いている。
  5. 医療は「地域医療構想」と人材確保が同時進行。今日、厚労省で医師の働き方改革と医療関係職種の養成・確保の検討会が開かれる。
01

国政 ― 削減幅の議論が振り出しに

DIET

26日15時54分、共同通信が伝えた一本で流れが変わりました。国民民主党は26日の党会合で、衆院選挙制度改革をめぐり、比例代表定数を19削減するのが望ましいとの考えを示しました。自民党が22日に示した「比例31減」の折衷案に賛成する方向で最終調整に入っている——と前日まで報じられていた前提が、ここで崩れた形です。

数字の整理 衆院定数 465。与党案は比例で 45減 → 31減 に後退。国民民主は 19減 が望ましいと表明。賛成が前提だった国会の計算が、もう一度組み直しになる。

なぜ31減だったのか

自民党の鈴木馨祐氏が22日の与野党協議に示した折衷案は、2030年の人口が2015年比で6.7%減るという推計を根拠に31という数字を出したものです。あわせて比例の議席配分方式を現在のドント式から、中小政党が議席を得やすい修正サン・ラグ式に変更する内容でした。玉木雄一郎代表は24日、福島県郡山市で記者団に「人口減少という一つの根拠が示された」と一定の評価を示し、賛否は26日の党会合で決めるとしていました。

維新の動きと野党の反発

日本維新の会の吉村洋文代表が31減案を検討していることも26日、報じられています。一方で共産党は「高市独裁に道を開く」と批判(しんぶん赤旗25日号)。比例45減を主張してきた側の反発も残っており、削減幅そのものが再び論点の中心に戻りました。会期は12月12日までの69日間。「今月中に合意」という当初の日程感は、現実的ではなくなりつつあります。

消費減税法案は審議の途中

もう一つの焦点、飲食料品の消費税率を2027年4月から2年間1%に引き下げる法案は、20日に衆院本会議で審議入りしました。高市早苗首相は2年後に8%へ戻すことについて「責任を持って戻す」と答弁。国民民主党は住民税の控除と給付を軸とした対案を提出しており、参議院予算委員会では財源をめぐる論戦が続いています。

※ 参院では与党が過半数割れ。衆院通過後も参院での多数確保が別の山になります。

02

労働 ― 「10月から」が三つ重なった月

LABOR

10月は制度の切り替えが重なった月でした。現場で確認しておくべきは、この3点です。

① カスハラ対策が全事業主の義務に

顧客等からの著しい迷惑行為(カスタマーハラスメント)への対策が、すべての事業主の義務になりました。あわせて求職者等へのセクシュアルハラスメント対策も義務化されています。対応体制の整備、方針の明確化、相談窓口の設置が実務上のポイントになります。

② 同一労働同一賃金のガイドライン改正

指針である「同一労働同一賃金ガイドライン」が改正され、待遇差の説明を求める根拠がより明確になりました。パートタイム・有期雇用労働法の改正と合わせて、「待遇の相違の内容・理由等に関する説明を求めることができる」旨を就業規則等に規定し、雇入れ時に明示することが必要になっています。事業所側の準備が追いついていないケースが多く、ここは交渉の材料になります。

③ 地域別最低賃金の改定

2026年度の地域別最低賃金は10月上旬にかけて各地で新額が発効し、全国加重平均は1,177円になりました。厚労省の一覧では鳥取1,090円、島根1,092円、岡山1,104円といった水準です。滋賀県の新額は発効日とあわせて確認しておいてください。

なお「40年ぶりの大改正」として議論された労働基準法改正案は、2026年通常国会への提出が見送られたままです。連続勤務の上限(14連勤の禁止)、勤務間インターバルの11時間義務化、つながらない権利のガイドライン化は継続検討の扱いで、来年の通常国会が実質的な正念場になります。全労連は10月21日、2026年春闘の構想案で最低賃金「いますぐ全国一律1,800円以上、2,000円をめざす」を提起しました。

※ 26日は厚労省で第93回労働政策審議会雇用環境・均等分科会(仕事と育児の両立支援について)が開かれています。

03

原発 ― 司法は国を免責し、現場は止まったまま

NUCLEAR

福島第一原発事故をめぐる津島訴訟で、仙台高裁は16日、国の賠償責任を認めず、東京電力にのみ賠償を命じ、住民が求めた原状回復も退けました。一審の福島地裁郡山支部は2021年、国が東電に津波対策を命じていれば事故は回避できたとして国の責任も認めていたため、高裁で結論が反転した形です。原告団は18日、上告すると明らかにしました。

最高裁は2022年6月、先行する4件で国の賠償責任を否定しています。以降は東電のみに賠償を命じる判決が続いており、今回もその流れに乗りました。「国の責任は問わない」という司法の枠組みが、事故から15年を経て固まりつつある——これは賠償の実務にも、避難者の生活再建にも直接効いてきます。

再稼働の現場では

柏崎刈羽6号機は16日で営業運転から半年。東電所長は「何もかも万全ではない」と述べ、設備面の課題が残ることを認めています。25日には新潟県が原子力防災訓練を実施し、避難路が使えなくなる「不測の事態」を想定して、陸上自衛隊のバスで住民を搬送する訓練も行われました。

東海第2原発(茨城県東海村)は、日本原電が安全対策工事の完了時期を今年12月から2028年10月以降へ4度目の延期(8月28日発表)。安全審査に合格していても、工事と地元同意の両方が揃わなければ動きません。中部電力では浜岡原発のデータ不正問題が続き、8日に就任した安井新社長が「まずは信頼回復」と述べ、会長への外部登用も検討されています。

押さえどころ 事故の責任をめぐる司法判断は国の責任否定でほぼ固まった。一方、再稼働は工事遅延・データ不正・地元同意の三つで止まっている。原発回帰の政策が前に進むほど、この二つの現実が重くなる。
04

医療・介護 ― 報酬の次は「体制」の議論

HEALTH

2026年度診療報酬改定は本体プラス2.41%で6月1日に施行済み。2027年度はプラス3.77%、2年度平均で3.09%という異例の大幅改定です。6月からは初診時の上乗せ190円、再診料は10円上げて760円、初診料は2,910円据え置きという形で現場に入っています。

現場に効く数字 2026年度 本体 +2.41%(6月1日施行)/2027年度 +3.77%/2年度平均 +3.09%。賃上げ対応分を含む一方、物価・人件費の上昇は施設ごとにばらつくため、プラス改定でも厳しい事業所は出ます。

今日、厚労省で二つの検討会

26日は「医師の働き方改革の推進等に関する検討会」(第3回)と「医療関係職種の安定的な養成・確保に関する検討会」(第5回)が予定されています。22日には「2040年に向けた地域医療構想」も公表されました。地域医療構想・働き方改革・人材確保が同じ週に並ぶのは、2027年度改定とその先の体制論が同時に動き出したサインです。

看護職員「380万人必要」提言

日本医労連は13日、厚生労働省で「めざすべき看護体制の提言」を発表し、全国で約380万人の看護職員が必要だと提起しました。26春闘では「月額平均5万円以上、時間給300円以上」の賃上げと、診療報酬・介護報酬の10%引き上げを要求しています。2025年の医療・介護の賃上げ平均は11,150円と30年ぶりの水準に達したものの、他産業との差は開いたままで、夏期一時金も前年割れという整理です。

中医協では2027年度(中間年改定)に向けた議論が始まっており、支払側は制度の持続可能性と現役世代の保険料負担を前面に出しています。診療側がどこまで賃上げと物価を織り込ませられるかが焦点になります。

05

滋賀県政 ― 大雨明けの一日

SHIGA

26日の滋賀は雨に終始しました。彦根地方気象台は26日朝、大雨に関する気象情報を発表し、26日昼前から夜の初め頃にかけて警報級の大雨になる可能性があるとして、浸水害や土砂災害への注意を呼びかけました。彦根市には大雨注意報・土砂災害注意報・雷注意報が発表されています(26日9:39発表)。台風30号などの影響によるものでした。

今日27日の見通しと週間

大津は曇一時雨、最高23℃・最低18℃。降水確率は朝30%前後、昼20%、夜10%と午後に向けて回復します。ただし28日は16℃/13℃まで下がり、30日(金)は降水確率80%。気温の振れ幅が大きい一週間です。

日付天気最高/最低降水
10/27 火曇一時雨23 / 1830%
10/28 水晴時々曇16 / 1330%
10/29 木晴のち曇18 / 730%
10/30 金曇一時雨18 / 1480%
10/31 土晴時々曇21 / 1320%

今日27日は知事定例会見

三日月大造知事の定例記者会見が27日に予定されています。9月定例会が15日に閉会して以降はじめての定例会見で、4期目後半の県政運営が具体的に示される場になります。7月5日の知事選で戦後滋賀県政初の4選を果たしており、後半期の重点政策が問われるところです。

動いた数字:人口

26日、滋賀県は「滋賀県の人口と世帯数」(令和8年10月1日現在)を公表しました。9月30日には2025年国勢調査の結果が報じられ、県人口は139万2,008人で65年ぶりに減少、140万人を割り込みました(前回調査から2万1,602人、1.53%減)。平均年齢は47.2歳。県政の前提が変わる数字です。

※ 25日投開票の栗東市長選は、無所属新人で元県議の九里学氏(63)が初当選。現職の竹村健氏(60)を破り、11,504票対9,549票、投票率38.06%でした。24日には琵琶湖博物館が開館30周年の記念式典と国際シンポジウムを開催しています。

06

自治体HPの更新 ― 県と大津市

LOCAL WEB

県と市の発表は、新聞に載る前の一次情報です。26日は県から6本、市からは10月分の報道発表が並んでいます。現場に関係するものから拾います。

滋賀県(10月26日発表)

区分内容
人口「滋賀県の人口と世帯数」(令和8年10月1日現在)。県人口の減少傾向が続いているかを確認する一次資料。
食の安全食中毒事件速報(令和8年度第5号)。年度内5件目。発生施設と原因菌の別を確認しておきたい。
子ども令和7年度滋賀県子どもの権利委員会運営状況報告書/子ども・子育て応援センター(こころんだいやる)の相談状況。相談件数の推移は支援体制の圧力指標になる。
交通第6回 滋賀地域交通活性化協議会。地域公共交通の再編は通院手段に直結する。
経済「滋賀銀行」営業拠点で「北の近江振興プロジェクト」を発信。
見落とせない1本 「PHP問題による滋賀県防災情報システムの運用停止にかかる代替手段について」(10月24日発表)。防災情報システムが動いていない間の代替手段が示されています。災害時に関わる立場としては、内容を一度確認しておく価値があります。

そのほか10月の主な県発表

23日付で第30回滋賀県税制審議会、令和8年度滋賀県総合防災訓練(複合災害想定)。23日には消費者物価指数(大津市)2026年9月分も公表されています。20日付ではふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」における不正アクセスの疑い、滋賀県議会議員の会派所属。16日付ではインクルージョン・マネージャー養成研修会の開催案内が出ています。

大津市(報道発表資料・10月分)

日付内容
10/7京都市認定通訳ガイド第8期生認定式 / おおつパパスクール「父と子の自然教室」
10/5市民のつどい・第29回中学生広場「私の思い2026」大津市広場
10/2滋賀新名神高速道路建設促進期成同盟会の要望活動
10/1社会科防災学習(青山小4年)/ 中央小 学校夢づくりプロジェクト

市の発表は教育・子育て・イベントが中心で、26日時点の新着は大きな政策案件ではありませんでした。ただし大津市の人口は令和8年10月1日現在で34万2,651人、16万1,503世帯(男16万4,625人/女17万8,026人)。県全体の減少と合わせて、市の規模の前提が動いています。

※ 県の発表一覧は「お知らせ(アーカイブ)」、市は「報道発表資料 令和8年10月」が一次ページです。日付は発表日ベースで、一部は掲載日とずれます。

07

今週のカレンダー

SCHEDULE
日付予定・見どころ
10/27 火三日月知事の定例記者会見。4期目後半の政策が示される場。厚労省では医師の働き方改革、医療関係職種の養成・確保の検討会。
10/28 水衆院財務金融委員会で消費減税法案の実質審議。定数削減は各党の主張が19〜31に割れ、協議の再設定が焦点。大津は最高16℃まで下がる。
10/30 金県内は広く雨(大津 降水確率80%)。週末の予定は余裕を持って。
10月末「今月中に合意」とされた定数削減の期限が実質的に超過。与野党協議の再開時期が次の焦点に。
11月〜2027年春闘にむけた要求づくり。全労連は最低賃金1,800円以上、医労連は診療・介護報酬10%を軸に据える。

現場目線のメモ

SOURCES

  1. 共同通信(nippon.com配信)「国民民主、衆院比例19減が望ましい」2026年10月26日15:54 nippon.com
  2. 日本経済新聞「維新・吉村洋文代表、定数31減案を検討 国民民主の対応」 nikkei.com
  3. NHK「国民 玉木代表 衆院定数削減の新案"一つの削減根拠示された"」 news.web.nhk
  4. 朝日新聞「衆院定数31減、国民が容認に傾く 野党が反発」 asahi.com
  5. しんぶん赤旗「衆院比例31削減案/高市独裁に道」(2026年10月25日号) jcp.or.jp
  6. 毎日新聞「消費減税法案が審議入り 高市首相、2年後に『責任持って戻す』」 mainichi.jp
  7. 内閣官房「飲食料品に係る消費税率の引下げ及び給付付き税額控除」 cas.go.jp
  8. 厚生労働省「2026年10月からパートタイム・有期雇用のルールが変わります」 mhlw.go.jp
  9. 厚生労働省「報道発表資料 2026年10月」 mhlw.go.jp
  10. 厚生労働省「労働政策審議会 雇用環境・均等分科会」(第93回 2026年10月26日) mhlw.go.jp
  11. 厚生労働省「令和8年度 地域別最低賃金 全国一覧」 mhlw.go.jp
  12. しんぶん赤旗「生活改善する賃上げへ/全労連 春闘構想案を発表」(2026年10月21日) jcp.or.jp
  13. しんぶん赤旗「看護380万人体制必要/医労連『質と働き方改善へ』」(2026年10月14日) jcp.or.jp
  14. 厚生政策情報センター「令和8年度診療報酬改定」関連 wic-net.com
  15. tenki.jp「大津市の天気」(26日18:00発表) tenki.jp
  16. 京都新聞「滋賀県、きょう26日昼前〜夜に警報級大雨の可能性」 kyoto-np.co.jp
  17. Yahoo!天気・災害「滋賀県彦根市の警報・注意報」(26日9:39発表) typhoon.yahoo.co.jp
  18. 滋賀県「滋賀県の人口と世帯数」 pref.shiga.lg.jp
  19. 京都新聞「滋賀県の人口が65年ぶりに減少、140万人割る」 kyoto-np.co.jp
  20. 滋賀県「知事の日程 令和8年(2026年)10月」 pref.shiga.lg.jp
  21. BBCびわ湖放送「栗東市長選挙 新人・九里学氏が初当選」 bbc-tv.co.jp
  22. 朝日新聞「原発事故の国の責任認めず 仙台高裁、福島・津島地区の住民」(2026年10月16日) asahi.com
  23. 東京新聞「福島・津島原発訴訟 一転、国の責任を否定、原状回復も却下」(2026年10月16日) tokyo-np.co.jp
  24. TBS NEWS DIG「原発事故めぐる津島訴訟、原告側が上告へ」(2026年10月18日) newsdig.tbs.co.jp
  25. 朝日新聞「東電柏崎刈羽原発の再稼働」特集(10月16日・25日) asahi.com
  26. 時事通信「東海第2原発、延期4度目―日本原電」(2026年8月28日) jiji.com
  27. 朝日新聞「原子力規制委員会の最新ニュース」(浜岡原発データ不正・2026年10月8日) asahi.com
  28. Yahoo!ファイナンス「日経平均株価 時系列・推移」(2026年10月26日終値) finance.yahoo.co.jp
  29. 日経CNBC「TOKYO CLOSING BELL 大引け解説」(2026年10月26日) nikkei-cnbc.co.jp
  30. Yahoo!ファイナンス「米ドル/日本円 時系列・推移」(2026年10月26日) finance.yahoo.co.jp
  31. 日本経済新聞「ドル円相場」(10月26日16:35時点) nikkei.com

本レポートは個人利用を前提に、公開情報をもとに作成したものです。天気は tenki.jp の26日18:00発表時点の予報で、平均気温は予想最高・最低の単純平均による概算値(気象台の発表値ではありません)。株価(日経平均)・為替(ドル円)は26日終値時点のもので、本日の取引時間中の値動きは反映されていません。数値・日程は各出典の発表時点のもので、その後の変更も反映されていません。引用・転載の際は各出典元の条件に従ってください。